稲葉 草平のブログ

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作品引越 走行距離556キロの奇跡

学校に置いてある作品を実家の伊豆下田に運ぶ
伊豆は地図で見るより遠い

芸大は作業場が広いと思いきや、非常に狭いので
作品置き場なんて無い。

急遽造形時代の仲間に手伝ってもらう事になった
片思いかもしれないが造形で一番仲の良かった彼は、
造形の修士課程修了となり、この春鹿児島に帰る事になっているそうだ
大切な仲間たちは、学部卒業後、九州だったり、広島だったり、名古屋だったり、とすでに
皆ばらばらになっているが、ここで更にまたバラバラになる事は非常に寂しく感じてしまう
そのうち距離感が地球規模の大きな男になりたい

作品をトラックに積むといつの間にか夕方
運転に慣れてきた東名は、厚木から小田原厚木道路に乗り換える予定だったが
いつの間にか厚木は過ぎていたので、沼津で降り、天城越えする事にした

沼津に近づくと、この季節に珍しく雪が積もっている
彼は、まるで夜桜みたいだと言った。
満月に近い月が、山や木に積もった雪を青白く照らしていて、
高速道路のシンプルな道沿いの景色は
幻想的な異空間のようだった
すべての山が夜桜で覆いつくされ青白く浮き上がる如く

運転中だった為、写真が撮れずに残念
そもそもああいう景色はフィルムには押さえられないかもしれない

沼津で降り帰り道を確認していると、急な寒波で、珍しく伊豆にも雪が降ったらしい
天城越えは危険と判断し、遠回りではあるが伊豆半島を西海岸沿いから回る事にした
それなのになんとタイヤがスリップし、これ以上進めなくなってしまい
1時過ぎ、なんとか見つけた漫画喫茶にて一晩過ごす事になる 初満喫泊 (函南)

晴天
二人ともあまり眠れないまま、改めて西海岸沿いを進む
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なんと綺麗な富士山なんだろう(三津)
沢山のカメラファンが写真を撮っていた
なにしろ、こんなに綺麗な富士山は珍しいらしい(手前の山にも雪が積もっている)

すでに疲労が溜まりながら、下田に着き、作品も無事に降ろす事が出来た(夕方)
夜は温泉に行き、その帰り、月明かりだけに照らされる山の中の桜を見た
確かに、前の晩見た雪の積もる木と、まるっきりそっくりな桜だった
月明かりは、ほぼ同じ光量で白い花を光らせていた

次の日、またトラックで東京を目指した
学生最後の3月31日

手伝ってくれた”彼”ありがとう
おかげで作品が運べただけでなく、素晴らしいものを見れたよ
これからもよろしく
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by so_hei | 2010-04-09 19:33 | other その他

3月とか4月とか

修了制作が終わると博士の試験
3点の作品を提出しなくてはいけない
ほかには、英語試験、論文、面接
非常に頑張りましたが駄目でした残念
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造形大学から芸大の院に進学でき
2年間は早くも終了

入って1年目は環境の差に戸惑う土日入れず休みも長い
良く分からないままモデル室で制作し始めると、他の仕事したくてもモデル室から出れなくなったりで1年間、、、あのシステムは非常に良くない!
2年目は、ふまえて頑張るぞと思ったら
最低な賃貸トラブル(継続中)集中力も気力も奪われながらも出来るだけ頑張った
環境、仲間、友達、初個展、新制作、修了制作、父の手術、博士試験
思い返すと、正直、要らない事が多かった!
集中したいのにできない事とか
でもこれって多分学生じゃなくなると皆そうなるんでしょうね
それを思い知らされた
なんて愚痴ってしまう2年間だった気がする

ともあれ、新しい環境で出来た仲間や友達、先生や経験は大切な経験になりました
毎年3,4月は来るけど
その度に、全国の美大とかから、行き先の無い若者が生まれるんだなあと思った

私はありがたい事に研究生として1年間まだ芸大で制作が出来るようになったのだけど
この一年間は、今後の事をもっとちゃんと見ながら過ごさないといけないらしい
でも一体みるって何を?

いいものを作れるようになる為に頑張ろうと思う
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by so_hei | 2010-04-09 18:38 | other その他

修了展

修了展をした

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せっかくなので、
芸大に来てからの2年間の作品をまとめてみた
14点の展示
点数としては誰よりもずば抜けて多かったようで、うるさくならないかとも心配したが
小さい作品ばかりだったおかげで、展示場所がスカスカになる事も無く
ぎゅうぎゅうになる事も無く 丁度良かったと思う

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さすが芸大
予備校生らしい人が沢山来る
後にある博士試験の提出作品製作の為にあまり会場に居れなかったのが残念だったが
沢山の人に見てもらえたのは嬉しかった
なんで嬉しい気持ちになるんだろう
よく見てくれる人とは仲良くなりたくなる

展示の誘いとかそういうものは残念ながら無かった
たしかに僕の作品はあまりそういった流れとは違う感じもしている
難しいことに挑戦しているつもりなんだけど
結局、磨き続ければ輝くと考えたい
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by so_hei | 2010-04-09 18:12 | other その他

新制作展

そういえば
新制作展も出していました
今回は肖像作品
9月の六本木 国立新美術館での話ですが
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作品は入賞しないし一度学校で披露したものだったので
展示する自体にはそれほど印象が薄い新制作展でしたが

今回の新制作展では、以前より沢山の会員と話ができた事は
非常に有意義で勉強になりました

こういった公募展は、同級生などには、
古臭い とか
意味が無い とか 思われたりしているみたいだけど
私は、作品が古いとか、ピンと来ない
いい作品は古いも新しいも無いと思う
奈良の仏像は古いものだけど、果たして古いようには見えない。
なにより、
何十年と彫刻を続けている有名な先輩方の意見を聞けたり
同じ場所に展示するという事は、自分の力がどの程度か分かるから勉強になる
よく言う、会によって傾向があるようだが
傾向に無理に合わせるのは不自然な事だ
いや、他に理由があるのかな_?

とりあえずどこかの教授になりたい
どんな時代も通用する作品をつくりたい
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by so_hei | 2010-04-09 17:49 | exhibition 展示

下田個展その後   鳩売れる

当時一番人気
葉山の海の思い出で出来た
孔雀鳩が売れました
素材:葉山の海の貝、葉山の海にあった流木

母の知り合いの銀座のギャラリーの方に
初めの値段より安くなってしまったけど・・・
何より作品が売れるというのは寂しいけど、これからは重要な事
今回はお祝いもかねてと思うけど
これからはある程度、欲しくなるもの作らねば

さらば『鳩』

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by so_hei | 2010-04-09 17:20 | exhibition 展示

下田個展その後 父 狭心症

無事作品展終了
よし修了制作がんばるぞ!

と思ったら
父、狭心症により緊急入院。
私も急遽病院に。
父が居たのは集中治療室(?)ナースセンターの、もはや中にある特別室
24時間心臓を見張られているVIP待遇 
父それまで普通に生活していたのに、重い作品一緒に持ち上げてもらったりしたのに
病院に見せにいってからは、1人じゃ歩くのも禁止状態 

父の心臓の動いてる動画(エコー?)を見せてもらい説明を聞く
すごいです 人間の形って中身もすごくカッコいいというか、完璧な作品みたい
白黒だけど、父の心臓が動いている映像が見れる技術にも圧巻です
心臓は父にもちゃんと存在していた

不安定狭心症、左冠動脈のY字の所が詰まってる状態
心臓は人それぞれ形が違うらしく、父の手術の場合むずかしい場所らしい
バイパスかステントか先生も悩んでいる 父ステントに決定

長くても30分くらいと言われていた手術を手術室の外で待つ

15分経過   30分経過   45分経過

1時間経過   1時間15分   1時間半経過   1時間45分

まだ出てこない、、、大丈夫なんだろうか、、、

2時間経過   2時間15分経過

どうしたんだろう、、、覚悟しないといけない状況なんだろうか、、、

2時間半経過

中から汗だくで血だらけの先生が出てくる

うわぁ~こりゃ駄目だったんだなぁ  と思ったのだけど

非常に難しかったが無事終了との説明


先生本当に本当にありがとうございました

父も頑張ったと思う ありがとう
これからもまだ頑張ってもらわないと困る。

さらば病室
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by so_hei | 2010-04-09 17:16 | other その他